ベルリンの壁画とオキュパイ運動

by hans on 05/25/2012

 

 

若者が自らの声を信じて立ち上がるオキュパイ運動が世界各地で行なっている。
米国で始まった抗議運動「ウォール街を占拠せよ」に呼応する形で、
ソーシャルメディアの利用が注目されたアラブの春、世界各地に飛び火した。
ヨーロッパの経済危機を受け、加盟各国で活動が相次いでいる中ドイツも例外ではない。

Berlin Biennale is occupied. You are joining…  OCCUPYBB7.org

 

ストリートアートともグラフィティとも呼ばれているこれらのポップアーティスト達が、
国内外から集まり寝床を共にして作品を作っていた。芸術の収益が活動の資金となる。
ベルリンで会場として選ばれたのが、現代アート用の展示スペース。徒広い倉庫のような場所が、彼らの戦いの舞台。

KW Institute for Contemporary Art
KUNST-WERKE BERLIN e. V.
Auguststraße 69 D-10117 Berlin

 

 

素晴らしい天気だった先週の日曜日、自転車を停めていつもの様に街の写真を撮っていたら、
「Do you speak english?」アーティストの彼が声をかけてきた。通訳でもさせられるのかと構えていたら、
「If you like this, you gonna love this(これが好きなら、気に入る筈だ)」と僕を連れて歩き始めた。地元の人で溢れたカフェを抜けて徒広い倉庫の入り口をくぐると、そこに大人の秘密基地があった。

 

 

彼らは資本主義で株価が人間以上の価値を持つこの時代に違和感を感じ、
ギリシャで起きた事がドイツも例外なく、世界中で起こり得ると言い、
富む者が富むこのシステムに強い疑問を抱いていた。

興味深かったのは、自分達は機械に依存せず、インターネットも手段、パソコンも手段、
パソコンの画面の中で芸術もデザインも全て作り出せるが、わざわざ苦労する手作りの価値を信じているのだと言う。

 

 

 


壁に掛けられた大量の形を利用して、自分達の手でメッセージを発信する。


訪問者には手を止め、ストーリーを語る。
僕自身も彼らとの議論の時間はとても有意義だった。
日本で起きている福島原発の問題にも耳を傾け、地球の問題だとした。
「全ての問題は繋がっている、国境は所詮人間が自分の利益の為に引いた線」

 

『WAR is ILLEGAL』

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『OCCUPY WOOD』 – 4000€

 

 

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